Ride TOKYO | 東京ついでにポタリング

地方で暮らす人にとって、「東京に行く」ことには少なからずワクワクがあるように思う。20代の頃は永代橋近くに部屋を借り、日本橋や品川のオフィスビルに毎日通っていた。この10年ほどは長野県の松本での自然豊かな暮らしを満喫していて、もう東京で暮らそうとは思わない。

それでも。

地方には都会にはないものがたくさんある一方で、都会には都会にしかないものがある。それぞれに、それぞれの魅力があるものだ。私にとって東京は新しい物事が集まり出会える場所。なんとなくそんな期待感がある。そんなわけで仕事や遊びに出かけた時には、ざざーっと巡って東京の空気を吸収したい欲が高まるのだ。

そんなときにおススメなのが、レンタルサイクル。
JRや地下鉄で巡るのもいいが、電車だとなかなかピンポイントに行きたいところに行けず、駅のゴミゴミした雰囲気に気持ちが萎えてしまうこともしばしば。自転車の視点で風を切って進み、気ままに、気になった場所に自由に立ち寄れるレンタルサイクルは、アウトドア派な私にとっては願ってもない移動手段。

そんなわけでコロナが明けかけたタイミングで久々に仕事の用事。「東京に行く」ことになったので、東京ついでのポタリングを実行に移す。

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曇っていても、オシャレトウキョウ

まずは自転車選びから。
自転車を選ぶ?選べるの?と思うかもしれない。そう、東京は新しい物事が集まる街。選択肢は無数にあるのだ。
おそらくメジャーな選択は、シェアサイクルで車体としてはママチャリチックなものだったり、小型の電動自転車。これはこれで手軽で便利。ただ今回はせっかくだしもうちょっと走りの爽快感とかほしい。というわけでtokyobikeのレンタルサービスを利用してみることにした。

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今回お借りした自転車。オシャレさんだ。
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ポケットの上からスマホの音楽アプリをサッと操作できる。立ち止まったりスマホの画面を確認する必要がなくなり、ワタワタせずに音楽を楽しめた。自転車をこぎながら、風に溶け込む音楽を楽しむ。ノリのいい音楽は疲れた時の燃料にもなる。

Bike and Camp | バイクパッキングで湖畔キャンプ

「バイクパッキング」をご存じだろうか。簡単に言えば「バイク=自転車」+「パッキング=荷物」だけで旅をしよう、ということなのだが、近年はそのパッキング方法や、寝泊まりするためのキャンプギアの軽量化が進んでいて、自転車1台でいろいろなところへ軽々と旅ができるらしい、ということを数年前に本屋で手に取った本を通じて知った。

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何せ大好きな自転車とキャンプが一体化した旅の形ということで、その本を手に取った時は内心相当盛り上がって帰宅した。が。本というものは手に入れただけでその知識を手に入れた気分になれる魔力を持っているもので、日々の忙しさなんかもあり本を買ってから数年間、その本は棚の中で待機していた。

PEBLWEARの制作スタジオのある長野県にはいくつかの大きな湖がある。有名な諏訪湖の他にも、木崎湖や青木湖などもあり、特に青木湖は国内随一の透明度からキャンプやSUP(スタンド・アップ・パドルボードといって立って漕ぐサーフボードのようなもの)などアウトドアアクティビティーのメッカとなっている。

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海外のような雰囲気のある青木湖

とある初夏の2日間、この青木湖の隣にある、木崎湖へバイクパッキングで訪れてみた。木崎湖にもキャンプやSUPのできる湖畔のキャンプ場がいくつかあり、自宅のある松本市からは車で約1時間とほど近い。松本からおおよそ川沿いを安曇野、大町を通って湖にたどり着くルートで、眺めもよさそう。なにより湖畔でキャンプという画は想像してみただけでもイイ。

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想像を現実にした今回のバイクパッキングの旅

というわけで計画に入った。

Hike the Mountain | 北アルプス連峰のトレイルをテント泊で歩く

ワンコとの毎日のお散歩コースからみえる格好のいい山がある。

北アルプスの常念岳。

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うちのワンコと毎日の散歩道

そう、PEBLWEARのスタジオのあるここ長野県松本市は登山のメッカからほど近い立地。なのですが我が家は夫婦ともに登山に興味なし。ということで松本に移住して15年ほどになるのに北アルプスの峰々はおろか上高地にも足を運んだことがない。とはいえアウトドアは好きなので麓まではよく行くし、白馬や乗鞍高原で雪山遊びも信州での暮らしには欠かせない。近所のお散歩コースや家の窓から常念岳は常に見えるし、その景色は大好きだ。

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松本市の田園地帯からは北アルプスを一望できる
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写真中央が常念岳。ゴツゴツとした三角形で、季節や時間、天気によって刻々と表情を変え、長野に住んでいることを実感する風景の特徴的存在。

そんなところで見続けてきた常念岳に、ふと足を運んでみたくなったので9月の初旬に行ってみた。最近インスタなんかでよく見る稜線に続くトレイルと絶景をこの目で見てみたくなったのだ。

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実際に行ってみると写真には収まらないレベルの絶景。
見るというよりも360度囲まれると言った方がいいのかもしれない。

Ride with Wearable Remote | 音楽とゆっくりポタリング

インスタグラムにポストしたPEBLWEARのリール動画にてご紹介。

スマホとウェアラブルリモコンをポケットに入れて近所をまったりポタリング。

スマホのスピーカーでもBGM聞き流しくらいにはちょうどいい音量が出るので、持ち物はスマホとリモコンの2点だけ。心地いい風を受けながら流れる風景を楽しめます。

PEBLWEARウェアラブルリモコンをポケットの上から操作するにはいくつかポイントがあります。

  • 少し細めのパンツがおすすめ(ダボっとしたパンツはポケットの中で動いでしまう)
  • タッチする指の面積を大きくとる(指の腹で操作する感じ/親指もおすすめ)
  • 指先でタッチ面の曲面の方向を感じ取る(上下左右がわかるので手元を見ずに操作できます)
  • 少し大げさな動きで操作する(大きめのジェスチャーに反応するようにチューニングされています ※誤操作防止)

スマホのタッチ操作とは若干違いますが、一度慣れれればノールックで心地よくオーディオコントロール。身軽に心地よく音楽を楽しみましょう!